第17回歯科衛生士試験の合格発表厚生労働省は3月2日に実施した第17回歯科衛生士試験の合格者を,3月25日に
発表した.それによると,受験者数6,316に対して合格者数6,106で,合格率
は96.0%だった(前回の第16回試験の合格率は93.8%).
なお,出題は200問(200点満点)であったが,採点除外問題が1問あったため,
199点満点で120点以上が合格となった.

ライオンコーディアルサポート(株)が再教育セミナーを開く
人材派遣事業のライオンコーディアルサポート(株)の「ブラッシュアップセミナー」(無料)が,1月22日,東京・墨田区両国のエイチ・エムズコレクションで開かれた.
はじめにライオンオンコーディアルサポートの谷川純社長が挨拶し,「当社はライオンの子会社で,人材派遣事業を行っている.一般事務,営業,マーケティング,研究開発などの分野に人材を派遣してきたが,薬剤師,歯科衛生士等の有資格者や即戦力者の派遣,人材紹介事業,業務請負事業もしている.また,デンタルショーなどにも必要に応じて人材を派遣している.今回のセミナーは,頑張る歯科衛生士を応援するものである」と述べた.
共催のエイチ・エムズコレクションは歯科医院のスタッフ人材育成事業や製品開発事業など展開しており,同社の福田智恵子氏が今回のセミナー講師.まずセミナーの主旨を説明し講義を行った.
<セミナー内容主旨>
ブラッシュアップ(Brushup)とは,みがきあげることであり,学問,技術などの再勉強や鈍った腕や技のみがき直しのことである.また,一定のレベルに達した状態からさらにみがきをかけることである.
歯科疾患の予防の専門家として,自分の知識の足りないところや,興味をもったところをクリアできるように復習し,より学問,技術を深めてほしい.
40,50人ほどのセミナーもあるが,大ぜいのなかでは質問がしづらく,私も初心者のころは気後れをして,手をあげることができなかった.一方,少人数でのセミナーには,気安さがあり,なんでも遠慮なく聞けると思う.講師の私自身も一緒に勉強し頑張っていきたい,まず福田氏は述べた.
セミナーで福田氏は,プロフェッショナルの条件をあげた.
1)社会人としてのマナーがあること.
2)医療人としてのマナーがあること.
3)専門知識に精通していること.
4)向上心があること.
5)コミュニケーション能力があること.
6)応用力があること.
また,土台が大切であり,土台さえしっかりしていれば,プロフェッショナルとしての自信や,それに対する報酬も得られると思う.私たちは歯科衛生士であり続ける限り,エキスパートを目指して,日々の努力が必要である,と述べた.
さらに,研鑽の目的は歯科医院にとって必要な人材になることであり,自分にとってやりがいのある職場にするために何をすべきかを考え,実践することがセミナーの目的であると強調した.このあと保険診療でできる予防(保険歯周治療の流れ),自費でできる予防方法などについて解説をした.
歯科衛生士学生 就職活動で2〜3医院見学48%
歯科衛生士の求人誌を発行する(株)ビジョンクエストが実施したアンケートによると,歯科衛生士学校の学生は,9月から翌年の3月までの間に就職活動をしていることが分かった.就職活動の終了時期に関しては,3月に終わる予定と答えた学生が一番多く,国家試験が終わった後に就職先が決まればいいと考えている学生が多いことが分かった.
34校,2,200名以上の学生の協力のアンケート調査によると,就職活動で見学に行った医院数は,1医院37%,2〜3医院48%,4〜5医院13%であった.
これらの学生に対して,医院としてどのようにアプローチしていくのかを戦略的に考えていくことが,歯科衛生士の採用の成功のためには欠かせない,と分析している.
早くから就職活動に動いている意志の高い学生をいかにに捉えることができるのか.定期採用や早めの採用活動をスタートしていくことが,有効な手段の1つになるとしている.
なお,「就職先を選ぶ際に重視すること」という質問に関しては,90%の学生が,「スタッフの雰囲気」であると答えていた.しかし,医院見学の目的については,スタッフの雰囲気を感じるために複数の医院を訪問しているわけではないことも明らかになった.また,院長の人柄(約65%),休日・休暇(約60%),勤務時間(約55%),給与体系(約50%)仕事内容(約48%),などの順で就職先を選ぶ際に重視していた.
ちなみに,一般の学生は,就職活動で20数社(2007年,エンジャパン調べ)を訪問している.
地方にいると情報の不足を,日々痛感しております.しかし,東京の歯科大学・歯学部の研究内容には,臨床家の立場でみると実際に示唆されることが少ないように思われます.独断であえて言えば,東京には情報が多すぎて,見えるものも見えないような状況にあるのではないでしょうか.
地方の歯科大学・歯学部は東京のように身近な行政面に振り回されることも少なく,地道でユニークな研究,教育が進められているように感じられます.例えば歯科衛生士教育については,広島大学歯学部の4年制の口腔保健学科などからは,歯科衛生士の仕事の分野拡大へ向けて,新分野の創出が期待されます.
歯科衛生士の仕事の分野拡大は,将来どのような方向へ向うかですが,私見で言えば,歯科理学療法とも言うべき業務が創出されてもいいのではないでしょうか.歯科衛生士の仕事の分野拡大でみなさんのご意見,ご感想があればお聞きしたと思います. (京都市MT )